yamanashi.jpg (12132 バイト)山梨の魅力紹介  1.歴史 @【先土器・縄文時代】

日本一の数の土偶が出土

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先土器時代

縄文時代

先土器時代

    山梨における人類の生活は、約1万5千年前にさかのぼることができます。先土器文化を知る遺跡として県内に20個所ほどあり、それは、大きく3つの地域に分けられます。県南部の静岡県と隣接する富沢町の天神堂(てんじんどう)遺跡を中心とした地域、県北部で八ヶ岳山麓の高根町の丘の公園(おかのこうえん)遺跡を中心とした地域、甲府盆地南部の勝沼町と一宮町の境にある釈迦堂(しゃかどう)遺跡・中道町の立石(たていし)遺跡を中心とした地域です。

  甲府盆地周辺には小規模遺跡が多く、先土器の人々は、県南部と北部に居住し、一時的に狩猟採集を行うべき土地として、盆地周辺に立ち寄ったと考えられています。石器の材料は長野県和田峠産と神津島産の黒曜石であり、1万5千年前に黒曜石を運ぶ道があったことになります。

【見所】[富沢町の天神堂遺跡(万沢小学校校庭)][高根町の丘の公園遺跡(ゴルフ場14番ホール)] [勝沼町と一宮町の釈迦堂遺跡博物館]

釈迦堂遺跡博物館

縄文時代

   約1万2千年前から2千300年前頃まで続く縄文時代は、竪穴式住居に住み、土器や石器をつくり、野山でイノシシやシカを追い、川や湖で魚を取り、林でクルミを採集する生活を行っていました。約5千年前になると気候条件が良くなり、集落が発展します。県内での代表的遺跡は、日本一の土偶の出土数1,116点を誇る釈迦堂遺跡群です。甲府盆地東部の一宮町と勝沼町の境界5万2千uに、5遺跡が連なり、縄文時代を中心にして、先土器時代から平安時代までの複合遺跡です。中央自動車の建設によって、発見されました。土偶は女神を表現しており、神聖な色である赤が彩色され、大地の生命力や豊穣への願いが込められていたのでしょう。土器も1000点以上が復原されています。現在、遺跡は中央自動車道のパーキングエリアとなっており、車を止めて、歩いて釈迦堂遺跡博物館に入り、見学もできます。

  縄文後期の代表的遺跡は、八ヶ岳の麓、大泉村谷戸にある金生(きんせい)遺跡です。住居跡、配石遺構、集石遺構、石棺状の石組遺構が発見されています。石に愛着を持った縄文人の精神文化が伺えます。これは、狩猟採集を中心とした縄文人の「宗教センター」であり、厳しい自然から恵みを祈る集団祭祀の場所であり、ときには死者の葬送の場所でもあったと思われます。現在、史跡公園として整備され、発掘された埋蔵物は、大泉村歴史民俗資料館で見ることができます。中央自動車長坂ICで降りて、北へ向かうとすぐにあります。

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金生遺跡

 【見所】 [勝沼町と一宮町の釈迦堂遺跡博物館][大泉村の金生遺跡と大泉村歴史民俗資料館]

 

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