BD00222_.WMF (7444 バイト)山梨の魅力紹介 3.温泉

「県内各地で、県都でも温泉が湧く」

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山梨は温泉の宝庫

名湯、湯村温泉と下部温泉

県都甲府の中心街からも温泉が涌く

新興温泉 〜石和温泉郷と河口湖温泉

山梨は温泉の宝庫

   魅力1で紹介した通り、自然景観に恵まれた山梨は、温泉の宝庫でもあります。現在山梨県内の温泉は、官民、1軒家を含めて70数カ所あります。

  1996年山梨県に登録している、ホテルは96軒(客室数5,124)、旅館は1,796軒(客室数22,888)、簡易宿泊施設は1,335軒です。

【見所】[山梨県内の温泉]

名湯、湯村温泉と下部温泉

   江戸時代甲府勤番士が゙書いた地誌「裏見寒話」(1752年)によると、甲州の知られた温泉として、湯村(甲府市湯村)、下部(下部町)、塩山(塩山市)、川浦(三富村)、黒平(甲府市昇仙峡のさらに北)、板垣(甲府市東光寺周辺)、教安寺(甲府市城東)、御城内(甲府城内、現甲府中心街)、西山(早川町)などが、あげられています。

  特に、湯村と下部は古くから名湯として、賑わっていたといいます。その伝統をいまに伝えています。

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甲府湯村温泉

  湯村温泉郷は、甲府駅から車で15分、甲府市の北西、昇仙峡の入口、湯村山の麓にある塩澤寺の門前、街のなかの温泉郷です。

  毎年2月13日の午後0時から24時間だけ、塩澤寺の厄除地蔵尊の耳が開き、庶民の願いを聞いてくれるというお祭りが開催され、大勢の人で賑わいます。808年弘法大師が塩澤寺を開山したとき、村人に杖をついて温泉のありかを教えたという「杖の湯伝説」や、鷲が傷を癒すために舞い下りたという「鷲の湯伝説」があります。武田信玄公の隠し湯の一つです。

   現在、大手チェーンの甲府富士屋ホテル、天皇陛下の御宿である甲府常盤ホテルをはじめ、門前閣、ホテル弘法湯、旅館明治、柳屋、嶋屋、ホテル湯伝、湯元ホテル野良湯、ホテル吉野、湯村ホテル、グルーンイン千島、楽水園ホテルなど、21軒(収容人員約2,000人)が集積しています。厄除健康の郷づくりや、オールドローズ(バラの原種)を湯村の花として、温泉郷の活性化に取り組んでいます。

   下部温泉郷は、甲府から南へJR身延線で45分、下部温泉駅前にあります。近くには、身延山久遠寺があります。山と川に囲まれた静かな温泉郷で、現在ホテル旅館は、33軒(収容人員約2,000人)あります。信玄公の隠し湯として有名で、現在でも湯治客で賑わいます。5月下旬から6月のホタルの乱舞は、日本一といっても過言ではありません。 下部の山と川下部の山と川.jpg (4988 バイト)

【見所】  [甲府市の湯村温泉] [下部町の下部温泉]

県都甲府の中心街からも温泉が湧く

  興味深いのは、県都甲府市内に、湯村をはじめ黒平、板垣、教安寺、御城内と4ヶ所もあげられています。いまでも温泉が涌くのは、湯村と御城内とあった甲府中心街(甲府温泉)です。県都の中心部で温泉が涌くことは、全国でも非常に珍しいといわれています。老舗のシティホテル(談露館・古名屋ホテル)に宿泊すれば、ホテル気分で本格温泉が楽しめます。

  甲府市内の北部、武田神社からさらに北に上がると、信玄公が誕生したという要害城のある要害山の麓に、積翠寺温泉が2軒あります。要害温泉と古湯坊です。

新興温泉 〜石和温泉と河口湖温泉

石和温泉〜露天風呂.jpg (17944 バイト)   石和温泉郷は、1961(昭和36)年石和町の畑の中から、温泉が涌きました。青空温泉として、多くの人で賑わいました。その後、高度経済成長のレジャー・ブームにのり、本格的なホテルや旅館が建設されました。現在、ホテル旅館が約120軒立ち並ぶ、1年間で350万人以上が訪れる、県内随一の一大温泉郷となりました。

    近年は、ふるさと創生、福祉充実、地域活性化の流れにのって、各市町村で温泉を掘削し、公共温泉が大幅に増えました。料金は安く、施設も充実した公共温泉の人気は高いものがあります。

  また昨年、通年観光を目指して、河口湖町が温泉ボーリングを行い、富士河口湖温泉郷が誕生し、評判を呼んでいます。

【見所】[石和温泉][富士士河口湖温泉]

BD00222_.WMF (7444 バイト)山梨の魅力とは何か【目次】

1.歴史 「信仰の拠点、武田三代の都」

2.自然景観 「山に囲まれた小宇宙」

3.温泉 「県都中心部で、県内各地でも温泉が湧く」