山梨の魅力紹介 3.温泉 「県内各地で、県都でも温泉が湧く」
魅力1で紹介した通り、自然景観に恵まれた山梨は、温泉の宝庫でもあります。現在山梨県内の温泉は、官民、1軒家を含めて70数カ所あります。 1996年山梨県に登録している、ホテルは96軒(客室数5,124)、旅館は1,796軒(客室数22,888)、簡易宿泊施設は1,335軒です。 【見所】[山梨県内の温泉] 江戸時代甲府勤番士が゙書いた地誌「裏見寒話」(1752年)によると、甲州の知られた温泉として、湯村(甲府市湯村)、下部(下部町)、塩山(塩山市)、川浦(三富村)、黒平(甲府市昇仙峡のさらに北)、板垣(甲府市東光寺周辺)、教安寺(甲府市城東)、御城内(甲府城内、現甲府中心街)、西山(早川町)などが、あげられています。 特に、湯村と下部は古くから名湯として、賑わっていたといいます。その伝統をいまに伝えています。
現在、大手チェーンの甲府富士屋ホテル、天皇陛下の御宿である甲府常盤ホテルをはじめ、門前閣、ホテル弘法湯、旅館明治、柳屋、嶋屋、ホテル湯伝、湯元ホテル野良湯、ホテル吉野、湯村ホテル、グルーンイン千島、楽水園ホテルなど、21軒(収容人員約2,000人)が集積しています。厄除健康の郷づくりや、オールドローズ(バラの原種)を湯村の花として、温泉郷の活性化に取り組んでいます。
【見所】 [甲府市の湯村温泉] [下部町の下部温泉] 興味深いのは、県都甲府市内に、湯村をはじめ黒平、板垣、教安寺、御城内と4ヶ所もあげられています。いまでも温泉が涌くのは、湯村と御城内とあった甲府中心街(甲府温泉)です。県都の中心部で温泉が涌くことは、全国でも非常に珍しいといわれています。老舗のシティホテル(談露館・古名屋ホテル)に宿泊すれば、ホテル気分で本格温泉が楽しめます。 甲府市内の北部、武田神社からさらに北に上がると、信玄公が誕生したという要害城のある要害山の麓に、積翠寺温泉が2軒あります。要害温泉と古湯坊です。
近年は、ふるさと創生、福祉充実、地域活性化の流れにのって、各市町村で温泉を掘削し、公共温泉が大幅に増えました。料金は安く、施設も充実した公共温泉の人気は高いものがあります。 また昨年、通年観光を目指して、河口湖町が温泉ボーリングを行い、富士河口湖温泉郷が誕生し、評判を呼んでいます。 【見所】[石和温泉][富士士河口湖温泉] 山梨の魅力とは何か【目次】 |
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